"性"と"生"の学びは、
未来を守るライフスキル

助産師 / 性教育講師(実践歴26年) / 元看護教員 / 性教育コミュニケーター
伏田 綾(ふしだ あや)

Anslutaとは、性教育先進国であるスウェーデンのことばで"つながる"を意味します。
すべての人が"知って、選べて、尊重される"性"と"生"の学びを届けるためにつながります。

伏田綾 - 講演中の様子

なぜ包括的性教育を届けたいのか

性教育に関わって26年。
看護・助産の学生時代から、ずっと「いのち」と「性」に向き合ってきました。

学生時代の友人が性のトラブルで悩んでいた時に
何かサポートできたのでは?というもどかしい気持ちが
性教育をはじめたきっかけです。

助産師として困難を抱える多くの女性の出産を支援したこと、
看護学生からの「もっと早く先生の話が聞きたかった」という声が
26年継続している原動力です。

この世に産まれてきた赤ちゃんを初めて抱っこする助産師として
その子がずっと幸せでいてほしいと願っています。

私がとりあげさせていただいた子も含め、一人でも多くの人に
人権ベースの性教育を届けたい

🌱「性教育コミュニケーター」としての私の役割

性教育は、知識を教えるだけのものではありません。

  • ✔️自分の気持ちを大切にする
  • ✔️相手との違いを受け止める
  • ✔️暴力に「NO」と言える力を育てる
  • ✔️対話を重ねながら関係を築いていくこと

そんな力を育むために、私は講座を「一方的なレクチャー」ではなく、
参加者と一緒に考え、話し合う"コミュニケーションの場"として大切にしています。

性教育コミュニケーターとは、
科学的で専門的な情報と、日常を生きる皆さんとの橋渡しをする存在。
だから私は、知識をただ届ける講師ではなく、
「性教育コミュニケーター」としての役割を何よりも大切にしています。

子どもに性の話をきちんと伝えたい。
でも、自分が学んできた記憶がない。どう話せばいいか分からない。

そんな声をたくさん聞いてきました。
だから私は、こう思っています。

子どもと関わる大人こそ、性について"学びなおす"時間が必要です。
子ども時代に性教育と出会えなかった大人にこそ、今、新しい一歩を届けたい。

それは、あなた自身の過去を癒し、
子どもとのこれからの関係を育てる時間でもあるからです。

暴力を受けていい人なんて、一人もいない。
誰もが自分の心と体を大切にして生きていけるように。

包括的性教育を通して、
科学的・ジェンダー平等・人権の視点から、
これからも「ともに考える場」をつくっていきます。

伏田 綾について

プロフィール

  • 1976年さわやかな風吹く三河高原(豊田市下山地区)で生まれ育つ
    学生時代は「豊橋日曜学校サークル」に所属し、企画・運営に携わる
  • 1999年名古屋大学医療技術短期大学部(現名古屋大学)
    専攻科助産学特別専攻卒業
  • 1999年教授指導のもと、仲間とともにナーベルプラ座結成
  • 1999年総合病院にて助産師として勤務
  • 2012年CAP(児童虐待防止プログラム)ファシリテーター講座受講
  • 2014年看護専門学校にて母性看護学教員として勤務(11年間)
    ● いのちや性に関する科目・看護におけるコミュニケーションの科目を担当
  • 2022年ナーベルプラ座(https://navel-plaza.jimdofree.com/)代表拝命
  • 2023年大学院博士前期課程入学(性教育の研究に従事)
  • 2025年産婦人科クリニックに助産師として配属
    精神病院児童思春期病棟「性とこころの教育担当看護師」として配属

受賞歴 (いずれも代表を務めるナーベルプラ座が団体として受賞)

  • 第10回健康寿命をのばそう!AWARD

    <母子保健分野>
    厚生労働省 子ども家庭局長 団体部門 優良賞 受賞
    2021.11.26

  • 第74回保健文化賞

    主催:第一生命保険株式会社
    後援:厚生労働省
    天皇・皇后陛下拝謁
    2022.12

  • 第1回リプロダクティブヘルスアワード 受賞

    実行委員長 東尾理子氏
    2024.6

メディア掲載

  • 2013.08.27NHK名古屋放送局名古屋市科学館ゼミナール(団体)
  • 2013.11.16中日新聞小学校性教育講座(団体)
  • 2015.08.13朝日新聞愛知サマーセミナー(団体)
  • 2019.10.28中日新聞中学校性教育講座(個人)
  • 2019.11岡崎市地域交流センター情報誌(個人)
  • 2019.12.03中日新聞西三河のひとびと(個人)
  • 2020.03FMおかざききらきらきらり輝く岡崎人(個人)
  • 2021.01.19NHK名古屋放送局教職員向け研修(個人)
  • 2021.02.02NHK名古屋放送局児童相談所関係機関研修(個人)
  • 2024.09愛知県看護協会愛知県看護協会だより(個人)

活動実績

講師活動実績

幼児向け

  • 名古屋市の保育園
  • 岡崎市子育てフェスタ・みよし市等他多数のイベント

児童・生徒・学生向け

  • 岡崎市・名古屋市・碧南市・尾張旭市・春日井市・豊川市の小中高等学校等多数
  • 児童養護施設
  • 愛知私学サマーセミナー(主に高校生)
  • ジャマイカ日本人学校(オンライン)

親子向け

  • 名古屋市科学館 特別ゼミナール(1999-2019)
  • 愛知県内の親子向けオンライン講座
  • フリースクール
  • 子育てサークル
  • 母子生活支援施設
  • 地域包括支援センター

保護者向け

  • 小中学校PTA・愛知教育大学附属特別支援学校PTA

専門職向け

  • 名古屋市・岡崎市・刈谷市の保育士研修
  • "人間と性"教育研究協議会 助産師サークル
  • 岡崎市現職研修保健部研修会(小中学校養護教諭)
  • 安城市自主研修会(小中学校養護教諭)
  • 児童虐待等関係機関連絡会議研修(児童相談所職員・警察官等)
  • 新城設楽児童相談所関係機関等研修(教職員・施設職員・保健師)
  • 愛知教育大学附属岡崎三校研修会(小・中・特別支援学校教職員)
  • 碧南市教員組合女性部研修会
  • 愛知県看護大学・大学院 同窓会セミナー(助産師対象)

VISION

世界基準の包括的性教育(セクシュアリティ教育)を
日本で浸透させ、誰もが尊重される社会を実現する

MISSION

  1. 1

    子どもや子どもの頃包括的性教育をうけるはずだった大人に対して包括的性教育を受ける権利を保障する。

  2. 2

    人に関わる専門職者とともに、包括的性教育ベースのコミュニケーションについて考える。

  3. 3

    SOSを発することが難しい人たちに包括的性教育が届くように能動的にアプローチする。

  4. 4

    包括的性教育を広げるために、まだここにない「つながり」を創造する。

ご提供できる性教育の特長

1

世界基準の包括的性教育

世界基準の包括的性教育

26年の性教育実践経験や絶えまない自己研鑽で、「国際セクシュアリティ教育ガイダンス」に沿った科学的・ジェンダー平等・多様性の尊重をベースとした講座展開をします。「性暴力予防」も充実しており、たくさんの引き出しから団体オリジナルのプログラムを組み立てます。

2

助産師歴26年・臨床経験15年の豊富なエピソード

助産師歴26年・臨床経験15年の豊富なエピソード

豊富なエピソードを意図的に挿入し、知識の定着・理解の深まりをねらいます。

3

科学的な教育方法で教育効果を高める

科学的な教育方法で教育効果を高める

性教育や性教育技術に関する最新の研究論文のデータや11年の看護基礎教育経験から得た学習支援技術をもとに、受講者の集中力が持続するよう工夫し、リアクションを大切にしながら対話的な学びを展開します。

4

安全・安心な学びの場をアレンジ

安全・安心な学びの場をアレンジ

多くの方が普段は聞かれない話だからこそ、打ち合わせを大切にし、f分の1ゆらぎ(と言われる)ボイスとひまわりのような笑顔で語り、児童・生徒はもちろん受講者のみなさんの心理的安全性を確保します。

ご提供できる講演・研修例

こんなお悩みありませんか?

ご家庭で

  • 「子どもに性の話、いつ・どう伝えたらいいの?」
  • 「ネットやSNSの影響が心配」
  • 「性被害やトラブルからどう守ればいいの?」
  • 「思春期の子との会話が難しい…」

保育園で

  • 「性に関する発言があったとき、周囲の目が気になる」
  • 「おちんちんを触る子、どう対応したらいいの?」
  • 「保護者にどこまで伝えていいのか迷う…」
  • 「発達に応じた関わり方ってどうしたらいい?」

学校で

  • 「性に関するネットトラブルがいつ起きるか心配・・・」
  • 「性の多様性に対応できているかな?」
  • 「生命の安全教育ってどう進めていくの?」
  • 「「性教育」に対して職員間の温度差が大きい・・・」

特別な支援が必要な児童福祉現場で

  • 「性に関する行動が増えてきたけど、どう対応すればいい?」
  • 「職員間で対応がバラバラになってしまう…」
  • 「保護者にどう説明すれば誤解されない?」
  • 「性的加害や被害をどう予防する?」

企業・職場で

  • 「PMSや更年期でつらそうな部下がいても、声をかけづらい」
  • 「男性社員にも"月経"のことを知ってほしいけど難しい…」
  • 「仕事と体調不良の両立をどう支援したら?」
  • 「性の多様性やハラスメントへの理解が現場で進まない」

包括的性教育を学ぶこと アウトソーシングすることで解決できます!

ご依頼いただける内容

🔸家庭向け

  • 地域子育て支援センターでの講座として

  • 児童館・公民館での保護者講座として

  • 子育てサークル・ママ友グループなどの自主開催講座として

  • 民間フリースクール/通信制高校保護者向けの特別講座として

  • 夜開催・土日開催のオンライン講座として

  • 個別相談に近い形で少人数対話型ワークショップとして

  • 地域フェスや子育てイベント内のステージ講演として

🔸保育士向け

  • 園内職員研修として

  • 新任保育士研修として

  • 保育リーダー研修として

  • 子育て支援センター等の外部研修として

🔸学校向け

  • 授業等で児童・生徒に(キャリア形成という副効用も)

  • 学校保健委員会で児童・生徒や保護者に

  • PTA連絡協議会等の研修として

  • 現職研修として

  • 新規採用教員研修の一部として

  • 学校単位の職員間で、包括的性教育ベースの関わりについて共通認識できるような研修として

🔸特別支援向け

  • 全職員対象の定期研修として

  • 新人職員の導入研修として

  • 外部連携(学校・保護者)との理解を深める合同研修として

🔸企業向け

  • 新入社員研修

  • 管理職研修

  • 女性活躍推進研修

  • 福利厚生や健康講座として

参加者の感想

小学校4年生 男児

小学生の感想 - 包括的性教育を受けた児童の声

「自分はすごいんだ。

ぼくは、初めて知ったものばかりでとてもおもしろい。

ぼくも思春期があるのかなすこし楽しみだ。

この話をみんなに教えたい。

ぼくは運がすこしわるいけど産まれてくるだけですごく運がいい。

自分に自信が持てた」

高校1年生 女子

高校生の感想 - 包括的性教育を受けた生徒の声

「普段あまり話されないことを知れてよかった。

今まで男子の射精のこととか詳しく知らなかったから、普段社会的に「女性の月経について男性がもっと理解すべき」という風潮があるような感じがするけれど、私たち女性も男性の悩みとかいろいろ知らないといけないなって思えたし、お互いに理解していくことが大切だなって思いました。

今まで公の場で性教育をされる機会は少なかったので性についてよくないイメージを持っていたのですが恥ずかしいものではなく、当たり前のことなんだなと思った。

自分と他者の性を大切にしたいと思った。とても大事な時間となったので、次年度の人たちにも設けてほしいと思った。」

中学校の養護教諭

養護教諭の感想 - 教育現場からの声

「性教育をもっと勉強したいと思いました。

SNSの利用等により、性被害の被害者や加害者になる可能性が高くなっているため、3年生だけではなく、生と性の健康教育を学年の発達段階や教科の指導内容と関連づけて系統的に行うことが急務だと思いました。

学校全体を巻き込んで考えていきたいと思いました。外部講師をうまく活用していくことも考えていきたいです。」

推薦者の声

鈴木和代先生 - 助産所和 名古屋大学名誉教授

鈴木和代 先生

助産所"和" 名古屋大学名誉教授
元名古屋大学医学部保健学科教授

綾さんが代表を務めるナーベルプラ座は、26年前に二人の助産師学生さんの性教育への熱い思いから芽吹きました。京都で大活躍のあいこさんと、愛知で大活躍の綾さんです。この二人と共に歩んできたことで、教員・助産師冥利に尽きる私です。

人生100年時代と言われる現在、綾さんの決意はすばらしいターニングポイントだと思います。綾さんらしく人格の中隔を占めるセクシュアリティのすばらしさを、持前のしなやかな人間愛で広め深めていってくれるものと確信しています。

丹羽咲江先生 - 咲江レディスクリニック院長

丹羽咲江 先生

咲江レディスクリニック院長
愛知・思春期研究会共同代表

伏田綾さん、Anslutaの設立、誠におめでとうございます! 私たちが出会ったのは、20年ほど前、ナーベルプラ座の勉強会の場でしたね。 あのとき綾さんが絵本を優しく、そして心に届くように読み上げていた姿が今も心に残っています。あれほど温かな語りに、感動したことを鮮明に覚えています。

当時、私も性教育の道を歩み始めたばかりでしたが、「話を聞く人に寄り添い、心の奥へと自然に届く言葉」を紡ぐ大切さを、綾さんの姿勢を通じて深く学びました。

性に関する知識を持つことは、将来のトラブルを未然に防ぐだけでなく、もし何か困難が訪れたときにも、安心して乗り越えるための大切な力となります。綾さんの活動を通じて、そのような大切な知識が多くの人々の心に響き、人生をより良いものへと導くことを心から願っています。 綾さんの活動が、たくさんの幸せを育む力となりますように!

お問い合わせ

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